シミになる原因〜絶対やってはいけない7つの習慣

スキンケアについて

鏡を見るたびに、濃くなっているように感じるシミ。

ある化粧品会社の研究によると、シミは30代前半から後半にかけて徐々に数が増え始め、40代で色が濃く目立ちやすくなり、50代になると大きなシミが現れる可能性が高くなるとのこと。

これ以上シミを増やさないために、私たちが気を付けるべき「シミをつくるNG習慣」を紹介します。

シミはメラニン色素が沈着したもの

シミは、肌の奥でつくられるメラニンが色素沈着したものです。シミに悩む方や美白を求める方にとっては「敵」や「悪者」と感じるかもしれませんが、私たちの肌を守る大切な役目を持っています。

メラニンは紫外線を吸収して、肌の奥への侵入を防ぎます。もしメラニンが働かず、紫外線の侵入を許してしまったら、真皮層のコラーゲンやエラスチンがダメージを受けて、乾燥やたるみなどの肌トラブルを引き起こします。

このようにメラニンは私たちの肌にとって欠かせないものですが、紫外線や刺激を受けることで、大量に発生してしまいます。

シミはメラニン色素が沈着したもの

本来なら肌の生まれ変わりであるターンオーバーによって排出されるのですが、あまりにもメラニンが大量にできてしまったり、ターンオーバーが乱れたりすると、肌にとどまり色素沈着してシミをつくります。

シミの主な原因とは?

シミをつくる原因はひとつではありません。また、原因によってできるシミも異なります。シミをつくるNG習慣をチェックする前に、シミができる主な原因を見ていきましょう。

紫外線によるシミ

シミの原因でもっともスタンダードなものが、紫外線を浴びることによるシミです。紫外線は、日光黒子(にっこうこくし)や、老人性色素斑と呼ばれるシミをつくります。

また、紫外線を大量に浴びると、メラニン色素を過剰につくるだけではなく、皮膚細胞を再生させる能力が低下したり、ターンオーバーが乱れたりする原因にもなります。

因みにシミは「予備軍」として肌の内部にとどまり、10年から20年の時を経て肌表面に現れます。大人になってからは日焼け対策を万全に行っていても、学生時代に浴びた紫外線がシミとして現れることもあります。

ホルモンバランスの乱れ

女性ホルモンのバランスが乱れることも、シミをつくる原因になります。肝斑(かんぱん)と呼ばれるシミは、ホルモンバランスの乱れが原因で、30代から40代に発生することが多く、閉経を迎えると薄くなったり消えたりします。

肝斑は紫外線を浴びると色が濃くなる傾向にあるので、やはり紫外線対策は必要です。

 

また、ホルモンバランスが乱れると、一時的にメラニンの生産量が増えることがあります。妊娠中や出産後、閉経を迎えた後にシミができやすくなるのはこのためだと考えられます。

過剰な活性酸素によるシミ

活性酸素は、体内に取り込まれた酸素が他の物質と反応して、通常よりも活性化された酸素のことです。体内の細菌やウイルスを退治するなど、免疫や感染防御などの大切な役割を持ちます。また、生理活性物質として働きます。

このように体にとって大切な物質ですが、過剰に産生された活性酸素は、体や肌の老化を促進し、がんや生活習慣病のリスクを高めると言われています。

また、メラニン製造工場である「メラノサイト」を刺激し、メラニンの生成を促進しシミをつくる原因になります。

ターンオーバーの乱れ

シミの原因となるメラニンは肌の奥でつくられた後、ターンオーバーによって排出されます。ターンオーバーとは肌の生まれ変わりのことで、新しく生まれた細胞が古い細胞を徐々に押し上げ、最終的には肌を守るバリア機能を果たしたあと剥がれ落ちます。

健康的な20代の肌では、ターンオーバーの期間は28日だと言われています。

 

ただし、加齢や何らかの理由でターンオーバーが乱れると、本来であれば剥がれ落ちるはずのメラニンが肌にとどまり、色素沈着してシミをつくります。

このように、できてしまったメラニンを排出できないことも、シミをつくる原因になります。

その他の原因もある

紫外線、ホルモンバランスの乱れ、活性酸素、ターンオーバーの乱れ以外にも、肌にシミをつくる原因はあります。

例えば、ニキビ跡や傷跡が色素沈着してできるシミや、物理的な摩擦によってできるシミ、内蔵疾患によるシミなどもあります。

シミをつくるNG習慣7選

シミの主な原因がわかれば、「シミをつくるNG習慣」も見えてくるはずです。でも、思わぬところに落とし穴もあります。普段の自分の行動と照らし合わせながら、シミをつくるNG習慣をチェックしてみてください。

冬は日焼け止めを使わない

冬に日焼け止めを使わない

日焼け止めを使用するのは春~夏の終わりまで、という方も案外少なくありません。確かに日本では7~8月にかけてが最も紫外線量が多い時期ですが、紫外線は一年中降り注いでいます。

気候が良く、やっとあたたかさを感じられるようになる春は油断しがちですが、紫外線量は4月からぐんぐん上昇し、5月は夏とほぼ変わりません。

冬でも、肌を褐色にするUVBは夏の1/5程度になりますが、肌老化の原因となるUVAは1/2程度しか減らないため、一年中UV対策は必要です。

UV対策は外出時のみ

肌老化の原因になるUVAは、ガラスを簡単に通過します。室内だからと油断していると、シミの原因になるので注意しましょう。

また雲も通過するので、曇り空も同様に対策が必要です。

紫外線から肌を守れば大丈夫!

顔や体に日焼け止めクリームを塗り、帽子をかぶったり、日傘を使用したりして紫外線から肌を守れば充分と言う考えは残念ながらNGです。実は目から入る紫外線も、シミの原因になると言われています。

目が強い日光や明るい日差しを感知すると、脳は「日差しが強い」ことを察知し、肌を紫外線から守るためにメラニンをつくるよう指令を出すのです。

せっかく肌を守っていても、目からの情報でメラニンが生成されるのでシミができやすくなるため、サングラスで、目も紫外線から守りましょう。

夏はさっぱりスキンケア

夏は空気中の湿度も高く、さっぱりとしたスキンケアを好みがちです。でも実は、さっぱりスキンケアもシミをつくるNG習慣になります。

夏の肌がうるおっていると感じるのは、汗や皮脂でベタついているため。

肌内部は乾燥していることが多いのです。肌が乾燥するとターンオーバーが乱れ、シミの原因となります。

間違ったスキンケア

肌のためのスキンケアも、やり方を間違えるとシミをつくる原因となります。

毎日ピーリングを行ったり、シミやシワが気になるところに化粧品をすり込んだりすると、摩擦によってメラノサイトが刺激され、メラニンの生成を促進するので注意しましょう。

ストレスを放置する

職場や人間関係などのストレスを放置することは、シミをつくる原因になります。

ストレスは、ホルモンバランスの乱れと活性酸素をつくる原因になるので、少しぐらいと見逃さず、こまめにストレスを解消するよう心がけましょう。

ノーメイクで過ごす

「肌のために休日はノーメイクで過ごしています」という方もいますが、場合によってはメイクをする方がシミ対策になることもあります。

ファンデーションで顔にバリアを張ることで、紫外線や花粉、PM2.5などの大気汚染から肌を守ることができます。

紫外線や大気汚染は活性酸素をつくるので、シミの原因になります。

まとめ:NG習慣をなくしてきれいな肌を手に入れよう

シミをつくるNG習慣、あなたはいくつ当てはまりましたか?

何気ない習慣が、シミをつくる原因になっているかもしれません。毎日のちょっとした行動を見直して、シミのないきれいな肌を手に入れましょう。

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