アスハダ美容部員のちひろです。
「朝と夜は同じスキンケアを行えば問題ないかな?」
「若い頃と肌質が変わったけど、スキンケアは変えなくていいよね」
と考えているあなた、非常に勿体無いです。なぜなら、スキンケアは正しい順番で行わないと効果が半減してしまうから。
ちょっと難しく考えがちですが、スキンケアの目的と肌質を理解すると腑に落ちます。スキンケアは『シンプル・イズ・ベスト!』なんです。
それに正しい順番をマスターすれば、10年後の肌に圧倒的な差が出てくるので、覚えて損は全くありません!
そこで今回はスキンケアの順番について徹底解説していきます!
スキンケアの順番は朝と夜で異なる!
先ほどスキンケアで大事なことは『シンプル・イズ・ベスト!』と言いましたが、朝と夜でスキンケアの順番は異なります。
その理由は、朝と夜でスキンケアを行う目的が異なるからです。
朝は日中外に出て行動しますが、夜は活動を終えて休息をとりますよね。スキンケアの目的はこの2つの活動をサポートすることなんです。
ということで、朝と夜それぞれのスキンケアの目的を確認してみましょう。
朝のスキンケアの目的
『お肌を守る』
朝のスキンケアの目的は『お肌を守る』ことです。日中のお肌は紫外線、花粉、ほこりといった外的刺激に晒されることになります。
その際、肌が乾燥していると特にダメージを受けやすいため、朝のスキンケアで保湿をしてあげることが重要なんです。
また、紫外線を浴びすぎるとシミの原因となるため紫外線対策も行いたいところです。
若いうちは日焼けをしてもターンオーバーが活発なので、日焼けもすぐに戻ります。しかし歳を重ねるごとにターンオーバー周期は長くなっていくのです。
「まだ若いから大丈夫」と思って10年後にシミで後悔しないようにしっかりと対策をしておきましょう。
『睡眠中の汚れを落とす』
次の目的は、『睡眠中の汚れを落とす』ことです。睡眠が肌に良いことはご存知だと思いますが、睡眠中にかいた汗や皮脂など、ベッドで寝るだけで想像以上に顔は汚れています。
その状態でメイクをしても化粧ノリが悪いだけでなく、肌に刺激を与えることになるため、きちんと汚れを落とす意識を持つようにしてくださいね。
夜のスキンケアの目的
『お肌の修復』
夜にスキンケアを行う目的は『お肌を修復する』ことです。夜は外的刺激を受けないため、お肌作りに最適な環境といえます。
睡眠中は成長ホルモンが分泌されお肌の細胞分裂行われるため、ターンオーバー(新陳代者)も活発になるのです。
そのため、新しい肌細胞が生まれてくる時間帯と言えるので、夜のスキンケアでは美容成分を含んだ美容液を使用して美肌作りをサポートするスキンケアを行いましょう。
『日中の肌ダメージや汚れのケア』
日中はメイクや紫外線などの刺激で肌がダメージを受けた状態でデリケートです。
おざなりなスキンケアを行うとダメージが蓄積して、乾燥肌や毛穴など、様々な肌トラブルを引き起こす原因となります。
夜は朝以上に入念なケアを行いましょう。
朝と夜、スキンケアの正しい順番
朝と夜のスキンケアの目的を知った上で、それぞれのスキンケアの正しい順番を確認してみましょう。
朝のスキンケアの順番
朝に行うスキンケアの順番は以下の通りです。
1:『洗顔』
睡眠中にかいた汗や皮脂を落とす目的で洗顔をします。中には水だけで顔を洗う人もいますが、これだけでは汚れを落としきることができません。
後の化粧水や美容液の浸透率にも影響が出てくるので、きちんと洗顔を行いましょう。固形石鹸やフォームタイプといった、洗顔料が弱いタイプで十分です。
2:『化粧水』
化粧水の役割は肌に水分を与え、後の美容液や乳液・クリームを塗るときに摩擦を抑え、浸透を促すことです。
肌が水分不足だと摩擦が発生してダメージを与え、乳液とクリームだけでは十分保湿できないため、非常に大事な工程となります。
3:『美容液』
朝は肌を守るためにスキンケアを行うため、美容液の使用は必須ではありません。
もちろん「お気に入りだから使いたい!」という場合でも問題ありません!
4:『乳液・クリーム』
乳液・クリームで肌に膜を張り、化粧水の水分を閉じ込めます。日中は外部の刺激から肌を守るために、使用量を増やすとより効果的です。
油分の量は『乳液<クリーム』なので、脂性肌や混合肌の方は乳液で乾燥肌の方はクリームを使うのが良いでしょう。
5:『UVケア』
朝は紫外線対策で日焼け止めをしましょう。
日焼け止めを塗るときにも摩擦でダメージを与えてしまうため、スキンケア後の肌が整った状態で使用するのがベストです。
また、保湿とUVケアを同時に行えるクリームは便利な反面、それぞれの効果は単体で使うより劣ってしまうことを知っておいてくださいね。
夜のスキンケアの順番
夜に行うスキンケアの順番は以下の通りです。
1:『クレンジング』
クレンジング前にぬるま湯で軽く洗うと、摩擦を抑えることができます。
クレンジングは種類によって洗浄力が異なるため、その日のメイクの濃さで種類を分けるのが良いでしょう。
刺激が弱いものは『バーム・クリームタイプ』、しっかり落とせるものは『ジェル・オイルタイプ』です。落としきれないメイク汚れは毛穴トラブルの原因になるため、確実に行いましょう。
また、シートタイプのメイク落としは摩擦が発生するためオススメしません。
2:『洗顔』
洗顔ではクレンジングの洗い残しや古い角質や汚れを落とします。
クレンジングでメイクの油分を落として入れば、洗顔料も弱いタイプのもので残りの汚れを落としきることができます。
時間をかけずにサッと行いましょう。ただし、ゴシゴシしてしまうと肌に摩擦が発生するので厳禁です。
3:『化粧水』
入浴後は水分が蒸発して、すぐ乾燥してしまいます。そのため時間を開けずに化粧水を使いましょう。
洗顔後はお肌に水分補給をして、角質層を柔らかくします。そうすることで美容液や乳液・クリームが浸透しやすくなります。
4:『美容液』
美容液は夜にこそ効果を発揮します。睡眠中に肌が修復されると同時にターンオーバーも活性化しているため、美容成分がグングン浸透します。
製品によって化粧水の前に使用する美容液(ブースター)もあるため、メーカーが推奨する順番で使用してくだいね。
5:『乳液・クリーム』
夜は外部の刺激を受けないため、朝ほど使用量を増やさないで大丈夫です。乳液とクリームで保湿と美容成分をしっかり閉じ込めてあげましょう。
しかし、肌質で使用量や使い方が変わってきます。詳しくは次の項で詳しく解説します。
肌質によるスキンケアの違い
朝と夜、それぞれのスキンケアの順番がわかったところで、次は肌質の違いによるスキンケアの順番です。
肌質は大別すると『普通肌』『乾燥肌』『脂性肌』『混合肌』の4つに分けることができ、それぞれスキンケア順番や方法が若干異なりますので、特徴を踏まえつつしっかりと抑えておきましょう。
普通肌の場合
普通肌の方は水分と皮脂のバランスが良い状態で、特にお肌のトラブルもない方は通常通りの順番で大丈夫です。
今後もお肌トラブルを起こさず、美肌を目指しましょう。
もし乳液とクリームでどちらを塗っても問題ない場合、水分保持能力が高まるため両方とも使用することをオススメします。
乾燥肌の場合
乾燥肌の方はとにかく保湿が必要になるため、乳液とクリームを両方使用した方が良いでしょう。
その際に「セラミド」配合のものがおすすめです。
お肌にとって1番の大敵は乾燥ですから、入浴上がりに放置はせずに、すぐスキンケアを行なってくださいね。
脂性肌の場合
脂性肌の人は、乳液かクリームのどちらかを使用しましょう。油分を与えすぎるとニキビができる原因になりかねます。
また、てかりが気になる人も多いと思いますが、必要以上に鼻や額を洗顔するのは絶対にやめましょう。
皮脂はその時の皮膚の油分に合わせて分泌量が変化します。洗顔で皮脂を取りすぎると、皮脂線が少ないと感じとって余計に皮脂を分泌することになるのです。
むやみに油分を与えないことを意識しましょう。
混合肌の場合
混合肌の人は皮脂の分泌が部分的に多い人です。
そのため洗顔や化粧水は顔全体に行い、乳液・クリームはTゾーンなどのてかる部位には使用せず、乾燥する部位に使用しましょう。
部位毎に保湿にメリハリをつけてください。
まとめ
スキンケアの正しい順番や肌質による違いはお分りいただけたでしょうか?以下にポイントをまとめますね。
- スキンケアの順番は朝と夜とで異なる
- 肌質でもスキンケアの方法は異なる
朝と夜はスキンケアの目的が異なるため使用する順番も方法も変わってきます。
肌質別のスキンケアの場合、乳液とクリームをどう使うのかが重要です。
なので、使うタイミングと肌質を考慮した上で、正しいスキンケアを実施してください!
そして美肌を手に入れてくださいね!
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